痛みの悪循環と根本的な原因「よくある質問まとめ」
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首、背中、腰、腕、脚などの痛みの原因は様々ですが、当院では根本改善を目的とした治療法を行っています。
治療後に直ぐに治る症状もありますが、慢性的な症状だと時間を掛けて治療を行わないと痛みは解消されません。
この記事では患者様からよくある痛みに関する質問をまとめて記述しています。
目次
痛い患部を自分で触るのはダメですか?
多くの人は痛む患部を触ることで一時的に痛みが和らぎ、気分的に落ち着くと言われますが、数時間後にはさらに悪化するという悪循環に陥ります。
患部を”触る”以外にも癖で下記の行為は避けましょう。
- 触る
- 押さえる
- 叩(たた)く
- 擦(さ)する
- 揉(も)む
治療後は楽になるけど痛みが復活するのはなぜ?
接骨院での治療後、一時的に楽になるものの時間が経つと再び痛みが戻ることがあります。
こういった際に患者様は治療の効果に疑問を抱くことがありますが、実際には治療が無効というわけではありません。
再発の原因は脳が痛みを記憶しているためです。脳に良い記憶を与えて上書きしていく事で、本来の痛みが解消されていきます。
治療後に痛みが増す・別の箇所が痛くなるのはなぜ?
治療後に痛みが増強したり、一時的に悪化したりすることがあります。治療してもらったのに、患部が痛むと「余計に悪化しているのではないか」と不安に思われがちです。
数日後には解消される一時的な現象ですので、ご安心ください。
これは通常、治療が進行している兆候であり、回復に向かっている証拠でもあります。
何もしていないのに痛くなるのはなぜ?
自分では気が付いていないだけで日常生活の中では身体に取って悪いことはよくあることです。
例えば、静止している状態は筋肉を使っていないように思われますが、インナーマッスルがずっと収縮し続けている状態となります。
一定時間、同じ姿勢を取ると血行不良の状態が続くため痛みの原因となることあります。
痛みや日常生活での支障が無くなったので治療を止めてもいいですか?
痛みが無くなったり、日常生活での支障がなくなったからといって治療を中断することはリスクがあります。症状の改善は一時的であり、再発や進行の可能性があるため、継続的な治療が必要です。
定期的な通院や治療は再発や進行を防ぎ、最悪の場合の難治症を避けるために重要です。
痛みや日常生活での支障のなくなった状態でも、治療を継続することを推奨しています。
レントゲン写真では異常が無いのに痛むのはなぜ?
レントゲン写真やMRI・CT検査の画像には、痛みの原因を判断するために十分な情報が含まれているわけではないからです。
痛みの原因を特定する上で、大きな要因となるのは以下の2点です。
- 関節のたわみ
- 筋肉の柔軟性
ただし、これらを検査する方法は「触診」のみとなります。
痛みの症状がある場合の治療回数は何回がいい?
症状の度合いによって通院回数は異なります。痛みが重度の場合は、毎日の通院治療が必要なケースもあります。
ただし基本的には初診時は最低限、1週間に2~3回の通院を推奨しております。
その後は、症状の経過を見ながら通院回数を決めていきます。
運動療法が続かずまた痛くなってしまったら?
痛みがなくなると通院や体操・運動が続かないという問題があります。
運動療法は家で簡単に行えるものですが、患者様の中には痛みがなくなると運動を怠ってしまい、再び痛みが戻ってしまう方もいます。
運動療法は継続的に行うことが重要ですが、完璧に続けることができない方が大半です。
運動療法を怠ってしまい痛みが出てきたら、すぐに来院されてください。