治療後は楽だけどまたすぐに痛くなる「脳は痛みを記憶する」
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接骨院での治療後にこういったことはありませんか?
- 「治療後は楽になったけど、時間が経つとすぐ痛くなる」
- 「余計に悪化しているのかな」
- 「マシになっていたけどすぐに痛くなるから効果がないのかな」
特に、当院での治療経験の浅い患者さんは、上記のように思われる方が多い様ですが、実際はそうではありません。
一度マシになった部位がまた痛みだすのは、脳が痛みを記憶しているからです。
脳が痛みを記憶する理由について
痛みは、身体に何らかの損傷や異常があるときに、神経系が身体からの信号を脳に伝えることによって感じることができます。この信号は、痛覚受容体と呼ばれる神経細胞によって検出され、脳に伝えられます。
脳が痛みを記憶する理由は、痛みが身体に何らかの損傷を引き起こす可能性があるためです。脳は、痛みを記憶して、同じような状況が再び起こった場合には、身体が危険にさらされていると判断し、適切な反応を起こすことができます。
例えば、手を火傷した場合、痛みを記憶しておくことで、再び熱いものに触れたときに手を引っ込める反応が生じるようになります。
痛みを記憶することで、身体を守ることができますが、長期的な痛みは、神経系の機能に影響を与え、慢性的な痛みや疾患を引き起こす可能性があります。そのため、適切な治療を受けることが重要です。
継続的に脳に良い刺激を与え続けることが大切
脳は悪い状態を記憶している為、数回の通院治療で良い刺激を入力しても、悪い記憶が勝っている為に、この様な現象が出る訳です。
ですから、繰り返し治療して良い刺激を脳に入力して悪い記憶を打ち消していかなければなりません。こうして、本来の痛みが消えていくわけです。