接骨院での治療後に痛みが強く現れた「好転反応なので大丈夫」
公開日: | 更新日: |
---|
治療をしたのに、痛みが和らぐどころか余計に痛くなったことはありませんか?
痛くなると少し不安に感じられるかもしれませんが、ご安心ください。これは好転反応で一過性の痛みなので数日後には解消されます。
治療後の痛みは好転反応
初診の患者さんで、治療後、翌日来院され「先生、治療してから余計に痛くなりました 」或いは、「別の箇所が痛くなりました」と、不安を訴えられる事が時々あります。
でもこれは、悪くなったのではありません。心配しないで下さい。慢性になった症状と言うのは、色々な複雑な過程を経て、多くの悪い条件が整い、積み重なり、一つの症状が出来あがっているのです。
ちょうど、積み木を変則的に高く積み上げた様なものなのです。ですから、どれか一つでも、積み木を抜こうものなら、たちまちバランスを失い、崩れ落ちてしまいます。でも、これは、治す為に通らなければならない道だと思います。
治療する事によって生じた痛みは、一過性ですから数日でほとんど消えます。
人によっては、痛みが消えたと思ったら、別の部位に移り、数日で又別の部位へと、症状が絶えず変化しながら、治っていく患者さんもおられます。
私の経験談
今まで、私の臨床経験で最も記憶に残っている患者さんですが、肘関節に水がたまり、手術をしたが治らず、当院に来院され治療を始めてから2週間は微熱が続きましたが、その後、微熱が消えると同時に水が引き、治ってしまいました。
その間は辛かったそうです。しかし、よく頑張って通院されたと思います。
個人差は非常に大きいですから、今述べた以外にも、どういう症状が出て、どのような治り方をするか、予測するのは非常に難しいです。すぐにあきらめずにがんばって治療を継続していただきたいと思います。