ストレートネックとは?下を向いてスマホばっかり触っている人は要注意!!
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ストレートネックとは文字通り、首の骨がまっすぐになっている状態です。
デスクワークの人や、スマホを見るときにずっと下を見て触っている状態が長く続くと、ストレートネックの状態が出来上がります。
この状態が続くと首の骨に負担がかかってしまうので、腕や指のしびれがでてきてしまうことがあります。
この記事ではストレートネックの原因や症状、予防用などについて触れていきます。
目次
ストレートネックとは
ストレートネックは、通常の健康な人の首の曲がり(C字カーブ)が失われ、首の形がまっすぐになる状態を指します。正常な状態では、頭部が上に向かって傾き、首の曲がりがあることが一般的ですが、ストレートネックではそのカーブが緩んだり逆転したりしています。
実は首の骨や脊骨は前にそっている状態が正しい形です。骨が曲がっていることによって歩いたときにかかる上下からの力を分散することができます。
ストレートネックの原因
ストレートネックの一般的な原因は以下になります。
パソコンやスマートフォンの使用による姿勢の影響
近年、パソコンやスマートフォンの使用が急速に普及し、長時間の画面操作やデジタルデバイスの使用が増えています。これに伴い、姿勢の悪化が問題となっています。特に、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用によって、前かがみの姿勢が生じることがあります。このような姿勢は、首のカーブを維持する筋肉のバランスを崩し、ストレートネックの原因となることがあります。
前かがみの姿勢では、首や背中の筋肉が常に緊張している状態となります。その結果、首のカーブが失われ、頚椎がまっすぐになる傾向があります。また、頭部の重さが正しい位置よりも前方にかかるため、首の筋肉に余分な負担がかかります。これによって、ストレートネックが進行する可能性があります。
肩こりやストレスがストレートネックを引き起こす可能性
肩こりやストレスも、ストレートネックの原因となる要素として考えられます。長時間のデスクワークやストレスの多い生活によって、首や肩の筋肉が緊張し、血液の循環が悪くなることがあります。これによって、筋肉の緊張や血流の低下が首のカーブの変化に関与する可能性があります。
肩こりによる筋肉の緊張は、首のカーブを維持する筋肉のバランスを崩し、ストレートネックの進行を促す要因となります。また、ストレスや心理的な緊張は、自律神経のバランスを崩し、筋肉の緊張や血流の変化に関与することがあります。これらの要素が組み合わさることで、ストレートネックのリスクが高まる可能性があります。
ストレートネックの一般的な症状
ストレートネックには、以下のような一般的な症状が見られることがあります。
ストレートネックの状態だとその衝撃を吸収できないので、首周りに負荷がかかり、結果として腕や肩にしびれなどがでてきます。
首の痛みやこり
ストレートネックによって首のカーブが失われると、首の周囲の筋肉が緊張しやすくなります。その結果、首の痛みやこりが生じることがあります。
頭痛やめまい
ストレートネックが進行すると、頭部の重みや血液の循環に影響を与える可能性があります。これによって頭痛やめまいの症状が現れることがあります。
肩や腕のしびれ
ストレートネックによって頚椎の位置が変化すると、神経や血管への圧迫が生じることがあります。その結果、肩や腕にしびれやチクチク感が現れることがあります。
ストレートネックの重症化・ひどい症状
ストレートネックによるリスクについて紹介していきます。
慢性的な首の痛みや機能障害のリスク
ストレートネックが進行すると、慢性的な首の痛みや機能障害のリスクが高まることがあります。首のカーブが失われると、頚椎にかかる負荷が増加し、周囲の筋肉や組織に過度のストレスがかかる可能性があります。
首の痛みは、筋肉の緊張や炎症、神経の圧迫などによって引き起こされることがあります。ストレートネックによって首の筋肉や組織に負担がかかり、これらの要素が長期間続くと、慢性的な首の痛みが生じる可能性があります。また、首の可動域の制限や姿勢の変化によって、日常生活や作業に支障をきたすこともあります。
神経圧迫による合併症の可能性
ストレートネックが進行すると、頚椎の形状の変化によって神経圧迫が生じる可能性があります。神経圧迫は、頚椎の骨や椎間板が周囲の神経に圧力をかける状態を指します。
神経圧迫による合併症は、首から放射状に広がる痛みやしびれ、筋力の低下などの症状を引き起こすことがあります。例えば、頚椎の変形が神経根を圧迫すると、頸神経根症や頚椎神経根痛と呼ばれる痛みやしびれが生じることがあります。さらに、神経圧迫が脊髄に及ぶ場合は、手や腕の運動や感覚の障害が発生することもあります。
ストレートネックによる神経圧迫は、重要な神経や血管に影響を与える可能性があり、早期の治療や予防が重要です。定期的な健康チェックや専門医の診断を受けることで、合併症の早期発見と適切な対処ができるようになります。
ストレートネックの一般的な予防方法
ストレートネックの予防方法について解説します。あくまでも一般的な予防方法になりますので、ストレッチ方法などは専門家の指導の下おこなうようにしましょう。
正しい姿勢の維持
ストレートネックを予防するためには、正しい姿勢を維持することが重要です。良い姿勢は、首のカーブを適切に保ち、首や背中の筋肉に均等な負荷をかけることができます。
デスクワークやスマートフォンの使用時には、以下の点に気を付けましょう。
- 背筋を伸ばし、胸を開いて座る。
- 肩を下げてリラックスさせる。
- モニターの高さや角度を調整し、首を無理なく保つ。
- スマートフォンを使用する際には、顔を下げずに目線を前方に向ける。
正しい姿勢を意識して維持することで、首のカーブを維持しストレートネックを予防できます。
適度な運動とストレッチの実施
適度な運動とストレッチは、筋肉のバランスを整えるために重要です。特に首や背中の筋肉を強化し、柔軟性を保つことがストレートネックの予防に役立ちます。
日常的な運動としては、ウォーキングや水泳などの有酸素運動がおすすめです。また、首や肩のストレッチを定期的に行うことで、筋肉の緊張を緩和し、首の柔軟性を保つことができます。
吉田接骨院での治療方法
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