身体は非常にデリケートです
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人間は体を鍛えれば、強靭な肉体を造り上げる事が出来ます。
しかし、一度故障しますと、その部分が弱くなるのは、皆さんご存知だと思いますが、一度受傷した部分に対して早い時期に適切な処置を施すと、回復は早いですが、逆に患部に対して悪い処置(自分で良いと思っていても)や、何の処置もせずに放置したまま使いすぎたりしますと、より一層悪化し、こじれて来て、極端に治りが悪くなります。
例えば、軽い風邪を引いた時に無理をせずに、よく睡眠を取り栄養のあるものを摂取すると回復は早いですが、無理をしたり、寒い所に一日中居たり、夜更かしをして睡眠不足になると、こじれるのは、当然のことで、何倍もの治療期間を要します。
それと同じで、外傷も内科的疾患と同じ体の細胞から成り立っていますから、何ら相違はありません。捻挫でも、こじれると慢性になり、治療せずに放置すると、何十年も治らない患者さんもおられます。逆に、骨折でも適切な処置をして骨癒合(骨がくっつく事)する期間だけで治る患者さんもおられます。ですから、病名だけで治療期間を判断するのも早計です。